【6月28日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)を北上したゾウの群れを離れて半月余りになる1頭は26日午後5時(日本時間同6時)現在、群れから北東に53・3キロメートルの昆明市(Kunming)晋寧区双河イ族郷近くの森で活動している。

 ゾウは10歳前後の雄で、撮影された動画では悠々と泥浴びを楽しみ、草をはみ、頭や尾を揺らすなど、孤独を気に掛ける様子はない。シーサンパンナ国家級自然保護区管護局の沈慶仲(Shen Qingzhong)シニアエンジニアはこのゾウの行動について、本当に群れを離脱したのではなく、思春期の人間と同じように反抗期を迎えたのが原因とみている。雄のゾウは6、7歳になると群れを離れて1頭で遊びに行くことがあり、さらに成長すると数日から数カ月間にわたり群れを離れることもあるが、また群れに戻るという。(c)Xinhua News/AFPBB News