【6月28日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2021)第9戦オランダGPは27日、MotoGPクラスの決勝が行われ、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)の年間首位ファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が優勝を飾り、2位以下との差を広げた。

 サマーブレーク前の最後のレースで、クアルタラロは圧巻の走りを見せて優勝。チームメートのマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales)、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)の昨季王者ジョアン・ミル(Joan Mir)というスペイン人ライダー二人が2位と3位に入った。

 22歳のクアルタラロは今年がMotoGPクラス3シーズン目だが、今季はこれですでに4勝目。年間順位では、今大会4位だったプラマック・レーシング(Pramac Racing)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)との差を34ポイント、同6位だったドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)との差を47ポイントに広げている。

 年間王者に7回輝いているペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、残り7周で転倒して完走できなかった。

 前週のドイツGPで復活優勝を飾ったレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は、20番手スタートから7位に食い込んだ。(c)AFP