【6月28日 AFP】オーストラリアの48歳の女子卓球選手、ジャン・ファンレイ(Jian Fang Lay)が28日、東京五輪の代表に選出され、卓球女子では歴代2位となる6回目の五輪出場を決めた。

 ファンレイは中国生まれで、1994年にオーストラリアへ移住すると、オセアニアで24、国内で30のタイトルを獲得し、同国卓球史上で最高の選手の一人になった。

 オーストラリアの女子選手が6回目の五輪に出場するのは、こちらも東京五輪出場を決めている馬術のメアリー・ハナ(Mary Hanna)とファンレイの2人だけで、世界でも数少ない選手しか達成していない偉業となる。

 東京五輪ではシングルスと団体を戦うファンレイは、「オーストラリアで初めて6回目の五輪を戦う女子選手になるなんて、夢にも思わなかった」と話し、「卓球を始める女の子が増えるきっかけになればうれしい。夢があれば何だってできる」と喜んだ。

 卓球女子で五輪出場回数が最も多いのは、ナイジェリアのオルフンケ・オショナイケ(Olufunke Oshonaike)で、1996年のアトランタ五輪から出場しているオショナイケは、五輪公式サイトによれば、東京で7回目の出場を飾るという。

 男子では4人、五輪に7回出場している選手がいる。(c)AFP