【6月27日 AFP】ツール・ド・フランス(2021 Tour de France)は26日、第1ステージ(ブレストからランデルノー、197.8キロメートル)が行われ、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe、フランス)が、2度のクラッシュが発生した波乱のステージを制した。

 今ステージは最後に上りがあり、レース前から優勝候補に挙げられていたアラフィリップは、首位でフィニッシュラインを通過して10秒のボーナスタイムを獲得し、総合優勝を争うライバルに12秒差をつけた。

 チーム・バイクエクスチェンジ(Team BikeExchange)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)が12秒差で総合2位、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が14秒差で総合3位につけた。  

 イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)、連覇を目指すUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)は首位と18秒差につけたが、どちらもチームメートがクラッシュに巻き込まれている。

 イスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は2度目の落車に巻き込まれ、首位から14分47秒遅れでフィニッシュした。(c)AFP/Damian MCCALL