【6月27日 AFP】ラグビーテストマッチが26日、スコットランド・エディンバラのマレーフィールド(Murrayfield)で行われ、日本代表はブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)と初対戦し、10-28で敗れた。

 2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)準々決勝の南アフリカ戦に敗れて以来、久しぶりの国際試合に臨んだ日本は、ライオンズに4トライを許したが、59分に交代出場の姫野和樹(Kazuki Himeno)がラインアウトからトライを決め、さらに田村優(Yu Tamura)のペナルティーゴールも決まって得点を2桁に乗せた。

 ライオンズでは、ジョシュ・アダムス(Josh Adams)とドゥーハン・バン・デル・メルベ(Duhan van der Merwe)の両ウイング、さらにアイルランドのロビー・ヘンショウ(Robbie Henshaw)とタイグ・バーン(Tadhg Beirne)がトライを決め、SOダン・ビガー(Dan Biggar)がコンバージョンキックをすべて成功させた。

 一方で、主将のアラン・ウィン・ジョーンズ(Alun Wyn Jones)はこの試合で肩を脱臼し、この後の南アフリカ遠征のメンバーから外れた。

 ジョーンズは開始わずか7分のラックの場面で負傷し、交代を強いられた。同じくウェールズのジャスティン・ティプリック(Justin Tipuric)も同様のけがでチームを離脱した。

 これを受けて、アイルランドのコナー・マレー(Conor Murray)が新キャプテンに指名され、ウェールズ代表のアダム・ビアード(Adam Beard)とジョシュ・ナビディ(Josh Navidi)が追加招集された。

 ライオンズはこの後27日に南アフリカへ飛んで同国で8試合を行い、その締めくくりとしてW杯王者スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)との3連戦に挑む。3連戦の初戦は7月24日にケープタウンで行われる。(c)AFP