【6月26日 AFP】ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は25日、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)との初めてのテストマッチに向けて、チームには自分たちらしいプレーをしてもらいたいと話した。

 英スコットランドのマレーフィールド(Murrayfield)で26日に行われるライオンズとの一戦は、ブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)にとって2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)準々決勝で南アフリカに敗れた後、初めての国際試合となる。

 1993年に行われたライオンズのニュージーランド遠征で、現役時代のジョセフ氏はオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のバックローとして3試合すべてに先発出場。このときはマオリ・オールブラックス(Maori All Blacks)とオタゴ(Otago)州代表としてもプレーし、ライオンズとは計5回対戦した。

 このシリーズでは、オールブラックスが2勝1敗で勝ち越し、オタゴも37-24でライオンズを撃破した。

 ジョセフHCは当時のことを振り返り、「オールブラックスとしてライオンズと対戦するときの重圧や(背負う)期待は、オタゴやマオリ・オールブラックスのような地元チームでプレーするのとは全く違うレベルだ」と話した。

 さらに「オタゴ対ライオンズの試合では、何のプレッシャーもなく、とにかく楽しみながらプレーして勝てた。オタゴはとても強いチームだったが、期待の重荷は感じていなかった」とし、「そのおかげで、自分たちらしくプレーすることができた。選手たちには、そのときの教訓を何らかの方法や形あるいは姿勢で伝えられることを望んでいる」と語った。

「ポテンシャル通りのプレーができれば、チャンスをつくり出せる。チャンスをつくってプレッシャーを与えれば、勝機は見いだせる」 (c)AFP