【6月26日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)のドローが25日に発表され、男子シングルスで通算20度目の四大大会(グランドスラム)優勝を目指す王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、初戦で19歳のジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)と対戦することが決まった。

 今大会の男子シングルスでは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)やドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)らビッグネームが欠場し、8度の大会制覇を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と同2度のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は身体面で不安を抱えている。

 そうした中で、先日の全仏オープン(French Open 2021)を制したジョコビッチは、ウィンブルドンで6度目の大会制覇を果たし、フェデラーとナダルが持つグランドスラム最多優勝記録に並ぶことを目指す。

 今大会第6シードとなったフェデラーは、ジョコビッチと同じ山に入ることは回避し、初戦ではフランスのアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino)と対戦することになった。だが、過去10度の優勝を誇るなど得意とした独ハレ(Halle)での前哨戦、ノベンティ・オープン(NOVENTI OPEN 2021)では2回戦で敗れ、隙があるように見える。

 一方、前週のシンチ選手権(2021 cinch Championships)で3か月ぶりにシングルス復帰を果たしたマレーは、1回戦で第24シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)と顔を合わせる。(c)AFP/Pirate IRWIN