【6月27日 CGTN Japanese】中国では、今年の全国大学入試が終わってすでに半月がたちました。3カ月近くある長い夏休みは受験生にとって過去と別れを告げ、新たな生活を始めようとする時期です。今年は受験を終えた1078万人もの若者が旅行や電子製品、美容整形、研修などに興味を示し、消費の主力にもなっています。

 統計データによりますと、高校卒業生や同世代のユーザー層の6月10日から7月30日までのツアー予約件数は前年同期から78%増えており、同時期のホテル予約件数も3割増えたということです。

 格安ECプラットフォーム「拼多多(Pinduoduo)」の消費データによりますと、大学入試後に、同プラットフォームでは携帯電話、コンピューターなどのデジタル製品の人気が急上昇しています。入試終了後初日のデジタル製品の販売量は前日に比べて210%以上増加しました。

 また、美髪や化粧のほか、ここ数年は大学入試後に「プチ整形」がはやっています。一部の若者は美容整形や近視手術などを通して、外見をよくし、イメージアップを図ろうとしています。

 一方で、長い夏休みを利用して「充電する」人も多くいます。運転免許を取ったり、各種の教養や技能教室に通ったりする人もいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News