【6月25日 AFP】(更新)イスラエル保健省は25日、屋内の公共の場でのマスク着用を再び義務化した。屋内でのマスク着用義務は10日前に解除されたばかりだが、その後、新型コロナウイルスの新規感染者が急増している。

 イスラエル政府のコロナ対策責任者ナハマン・アッシュ(Nachman Ash)氏は、1日当たりの新規感染者が4日連続で100人を超え、24日には新たに227人の感染者が確認されたことから、マスクの着用義務の再導入を決めたと公共ラジオで説明した。

 感染再拡大の要因は、インドで最初に確認された感染力の強い変異株「デルタ株」とみられるという。

 イスラエルは世界で最もワクチン接種が進んでいる国の一つで、感染対策に成功したと自負していた。

 保健省は、今週末に開催される性的少数者(LGBT)の権利を訴える「プライド(Pride)」イベントなど、多数の人が集まる場所では屋外でもマスクを着用するよう呼び掛けている。(c)AFP