【6月25日 AFP】白亜紀後期、恐竜類は冬眠や羽毛で寒さをしのぎながら北極圏に通年とどまっていたとする研究論文が24日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に発表された。論文によると、見つかった化石から、北極圏で繁殖もしていたと考えられるという。

 論文の筆頭著者、アラスカ大学北博物館(University of Alaska Museum of the North)のパトリック・ドラッケンミラー(Patrick Druckenmiller)氏は、「過去数年間にわたり発掘調査を行った(米アラスカ州北部の)現場2、3か所では予想外のものが出土した。(恐竜の)赤ちゃんの骨や歯だ」と語った。

「それが示しているのは、これらの恐竜は北極圏に生息していただけでなく、繁殖も行っていたということだ」 (c)AFP/Issam AHMED