【6月25日 AFP】男子テニス、マヨルカ選手権(Mallorca Championships 2021)は24日、ダブルス準決勝が行われ、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)/カルロス・ゴメスエレーラ(Carlos Gomez-Herrera、スペイン)組は6-3、7-6(7-4)で大会第3シードのオリバー・マラチ(Oliver Marach、オーストリア)/アイサムル・クレシ(Aisam-Ul-Haq Qureshi、パキスタン)組を下した。

 しかし、ゴメスエレーラが足を負傷して決勝の棄権を余儀なくされたことにより、ジョコビッチはシングルス連覇を目指しているウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の前哨戦でダブルスのタイトル獲得を果たす希望は打ち砕かれてしまった。

 男子シングルスで世界ランキング1位のジョコビッチは、長年の友人であるゴメスエレーラと組んで強豪を下し、初めてのペアで決勝の切符を手に入れたが、同日遅くに大会を棄権した。

 男子プロテニス協会(ATP)は、「ノバク・ジョコビッチとカルロス・ゴメスエレーラは、マヨルカ選手権のダブルス決勝を辞退した(ゴメスエレーラが足を負傷)」と発表し、「シモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli、イタリア)/マキシモ・ゴンサレス(Maximo Gonzalez、アルゼンチン)対マーカス・ダニエル(Marcus Daniell、ニュージーランド)/フィリップ・オスワルド(Philipp Oswald、オーストリア)の勝者がタイトルを獲得する」と述べた。

 ジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで、次週のウィンブルドンに向けた前哨戦のグラス(芝)コートでダブルスの決勝に到達したことを喜び、「決勝に到達できるなんて思ってもいなかった」とコメントする一方で、「だけど、良いプレーができているかどうかに関しては、リターンもサーブも絶好調だし、ネットでもかなり堅実なゲームができていると思う」と話していた。(c)AFP