【6月25日 AFP】男子テニス、元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が東京五輪の母国代表に選出され、男子シングルスで3大会連続となるタイトル獲得の夢を追求することが可能となった。同選手はダブルスにも出場するが、同種目のスペシャリストで兄のジェイミー(Jamie Murray)ではなく、ジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury)とペアを組む。

 通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る34歳のマレーは、2016年のリオデジャネイロ五輪決勝でファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)を下して以降、そのキャリアはけがにつきまとわれている。

 股関節の故障による戦線離脱を乗り越え、前週には28日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の重要な前哨戦であるシンチ選手権(2021 cinch Championships)でシングルス復帰を果たしたが、大会覇者となったマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)との2回戦でストレート負けを喫した。

 これまで2度の優勝を果たしているウィンブルドンで、マレーはワイルドカード(主催者推薦)として出場する。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で2020年から延期された東京五輪は、7月23日から8月8日まで開催される。(c)AFP