【6月25日 CGTN Japanese】中国国家鉄路グループによりますと、新型復興号スマート動力分散方式列車「動車組」が25日、北京・上海間、北京・広州間などの高速鉄道路線での運行を開始します。標準型復興号に比べて今回運行を開始する新型スマート復興号では、乗客サービスや列車運行、セキュリティーとモニタリングなどの面でのスマート機能について、改めて最適化が行われました。

 今回運行を拡大する復興号スマート「動車組」には、CR 400AFとCR 400BFの2つのタイプがあります。それぞれ8両編成と17両編成で、定員は578人と1285人であり、路線によって異なるニーズに対応します。

 新型スマート復興号の食堂車には自動販売機1台が増設され、果物や飲み物、軽食などが提供されます。また、8両編成の4号車と17両編成の8号車はバリアフリー車両で、出入り口が広くバリアフリートイレや車いす置き場などが備えられています。さらに、17両編成列車には5G技術による車内Wi-Fiが採用されており、沿線が5Gネットワークでカバーされることに伴い、乗客に対してより良い音声通話とモバイルネットワークサービスを提供できます。

 最適化されたスマート復興号では、メンテナンスの水準も一層向上しました。イーサネット制御、車載安全監視など9つのスマート運行メンテナンスや監視システムが採用され、列車の運行や安全監視などにおけるスマート化レベルが向上しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News