【6月26日 CGTN Japanese】北京と上海を結ぶ京滬(けいこ)高速鉄道はこの30日で開通10周年を迎えます。これまでの10年間、京滬高速鉄道は延べ13億5000万人の乗客を輸送したということです。

 京滬高速鉄道は、中国で最も忙しい鉄道として知られています。1日あたりの運行本数は、開通初期の131本から現在の568本に増えています。年間の旅客輸送量は、2012年は延べ6553万人でしたが、ピークの2019年には3.3倍の延べ2億1000万人となりました。運転間隔は最短で4分、最高時速は350キロに上り、世界最速の高速鉄道です。

 これまでの10年間、京滬高速鉄道の累計運行距離は約16億キロに上り、赤道を4万周近く走ったことになります。北京・天津(Tianjin)・河北(Hebei)エリアと長江デルタ地域という2つの巨大都市圏はこの鉄道によって結ばれ、沿線地域の人口は中国の総人口の約27%を占めているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News