【6月24日 AFP】サッカー女子米国代表は23日、東京五輪に向けた18人のメンバーを発表し、2019年のW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)を制した当時のチームからはミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)やアレックス・モーガン(Alex Morgan)ら17人が選出された。

 2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得するも、5位という結果に終わった2016年のリオデジャネイロ五輪からは今回11人が名を連ねた。

 米国のブラトコ・アンドノフスキ(Vlatko Andonovski)監督は「ここにたどり着くまでの道のりは、他の誰かが想像する以上に長いものだった」とコメントした。「日本で成功を収める可能性が最も高いチームを選んだと確信している」

 FWではラピノーとモーガン以外に、カーリー・ロイド(Carli Lloyd)やトビン・ヒース(Tobin Heath)、クリステン・プレス(Christen Press)がメンバー入り。

 ロイドとヒースが五輪メンバーに選出されるのはこれが4度目で、元主将のクリスティー・ランポーン(Christie Rampone、現姓ピアース〈Pearce〉)に並び同チーム史上最多となった。

 来月16日に39歳の誕生日を迎えるロイドが今大会で出場すれば、37歳でロンドン五輪に出場したランポーンを上回り、同チームの五輪における最年長出場選手となる。

 ラピノーやモーガン、DFのベッキー・ソーアーブラン(Becky Sauerbrunn)とケリー・オハラ(Kelley O'Hara)は、今回が3度目の五輪出場になる。

 GKではエイドリアンナ・フランク(Adrianna Franch)とアリッサ・ネイハー(Alyssa Naeher)が、DFではアビー・ダーケンパー(Abby Dahlkemper)、ティアナ・デイヴィッドソン(Tierna Davidson)、クリスタル・ダン(Crystal Dunn)、エミリー・ソネット(Emily Sonnett)が、MFではジュリー・アーツ(Julie Ertz)、リンゼー・ホラン(Lindsey Horan)、ローズ・ラベル(Rose Lavelle)、クリスティー・メウィス(Kristie Mewis)、サマンサ・メウィス(Samantha Mewis)が他に選ばれている。

 ネイハー、ダン、アーツ、ホラン、プレスはこれが2回目の五輪で、フランク、ダーケンパー、デイヴィッドソン、ソネット、ラベル、メウィス姉妹の五輪メンバー入りは初となる。

 妹サマンサより600日ほど早く生まれているクリスティー・メウィスが、W杯フランス大会メンバー以外から唯一の選出となった。

 ヒースとアーツはけがのリハビリを行っているところだが、五輪競技の女子サッカーが始まる7月21日には間に合う見込みとなっている。(c)AFP