【6月24日 AFP】7月1日の中国共産党創立100年を前に、中国各地で大々的なプロパガンダ(政治宣伝)運動が展開されている。横断幕や屋外看板の数々は、人民に「文明的」な生活を送り、当局に従順であれと、くぎを刺す。

 街角には、世界第2位の経済大国となった中国の功績を称賛する言葉があふれる。商店の軒先や交通量の多い道路沿いには、鮮やかな赤色で数字の「100」を記した大きな看板が掲げられ、中国の発展ぶりをアピールする。数字の中には、共産党のシンボルである鎌とつちが描かれている。

 北京の通りには、「党の言葉を聞き、党への恩義を感じ、党と共に歩もう」と呼び掛ける看板があった。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、中国共産党の党員は現在9100万人を超える。多くは草の根活動家や一般公務員だ。

 共産党のプロパガンダは中国では日常生活の一部であり、街角では忠告や激励、標語を記した真っ赤な掲示が一年中見られる。だが、創立100年が近づくにつれ、掲示の数はここ数週間で大幅に増加した。

 ほのぼのとした家族の姿と街並みがシルエットで描かれた看板には、「あらゆるところに文明化のイメージを築き、皆で文明人になろう」とある。

 北京の繁華街の大通りでは、どこの街頭ビジョンにも、ヘルメットをかぶって銃剣を手に叫ぶ人民解放軍兵士の一団の映像が流れていた。真っ赤な映像の下部には、「魂があり、能力があり、気骨のある、道徳的にまっすぐな新世代の革命兵士を育てよう」と書かれている。

 中国の軍事予算は、いまだ米国の3分の1に届かないものの世界第2位を誇る。

 来月の創立記念日には、中国のスター俳優共演で党創立の物語を描いた大作映画が公開される。北京では式典が行われ、党幹部に特別な勲章が授与される予定だ。

 映像は22日に公開された、上海にある中国共産党第1回党大会記念館(Museum of the First National Congress of the Chinese Communist Party)。(c)AFP