【6月25日 Xinhua News】中国吉林省(Jilin)白城市(Baicheng)鎮賚県(Zhenlai)の莫莫格国家級自然保護区から南西に約70キロの水田で20日から21日にかけて、タンチョウのひな2羽が誕生した。親鳥は人工繁殖後、自然に返されていた。同保護区は渡り鳥の中継地で、重要な繁殖地にもなっている。

 地元の農民が今年4月、水田に巣を作っているタンチョウを発見、同保護区管理局に連絡した。人工繁殖したタンチョウの野生復帰活動を20年以上にわたり続けてきた管理局にとって、初めて自然繁殖を確認できた事例となった。現在、タンチョウ4羽の状態は良好で、同管理局と中国野生動物保護協会所属の吉林省鎮賚鳥類保護チームが専門員を派遣し、人の活動がタンチョウに影響を与えないよう注意しながら、毎日見守り続けている。(c)Xinhua News/AFPBB News