【6月23日 AFP】男子テニス、マヨルカ選手権(Mallorca Championships 2021)は22日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードでワイルドカード(主催者推薦)のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)はコランタン・ムテ(Corentin Moutet、フランス)を6-4、6-2で下し、準々決勝に駒を進めた。

 最初の3ゲームを立て続けに落としたものの、その後リズムを取り戻した世界ランキング2位のメドベージェフは、準々決勝で第5シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。

 一方、第2シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)はアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)に第1セットを5-2でリードしていたものの、右手首のけがを理由に途中棄権した。

 全仏オープン(French Open 2021)の1回戦でフルセットの末にパブロ・アンドゥハル(Pablo Andujar、スペイン)に敗れていたティエムにとっては、これが3週間ぶりのツアー復帰となっていた。

 28日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の前哨戦となっている今大会、全仏オープン王者で世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はシングルスにエントリーしておらず、代わりに2月に行われた国別団体戦ATPカップ(ATP Cup 2021)の後では初めてダブルスに出場している。

 シングルスのランキングで355位につけるカルロス・ゴメスエレーラ(Carlos Gomez-Herrera、スペイン)とジョコビッチのペアは、トミスラブ・ブルキッチ(Tomislav Brkic、ボスニア・ヘルツェゴビナ)/ニコラ・カシッチ(Nikola Cacic、セルビア)組との1回戦に5-7、6-4、13-11で競り勝った。

 ワイルドカードでの参加となっているジョコビッチ/ゴメスエレーラ組は、スーパータイブレークで2本のマッチポイントをしのぎ、2回戦に進んだ。(c)AFP