【6月22日 CGTN Japanese】中国政府が穀物栽培農家への補助金を一括支給することが、18日に行われた国務院常務会議で決定しました。

 今年に入ってから農業資材価格が高騰していることを受けて、中央政府は農家の所得安定化に向け、およそ200億元(約3396億5800万円)の資金を手配し、穀物栽培農家を対象に補助金を一括支給することを決めました。また、栽培コストを最大限に補償する保険や栽培所得保険の適用範囲を拡大して、農家のリスク防止能力の増強を目指すとしています。

 また、同日の国務院常務会議では、今年は引き続き、零細企業や個人経営者を対象にコスト削減の支援策を継続すると同時に、上流の大口商品の値上げがもたらす圧力の軽減に力を入れることが明らかにされました。これらの支援策によって、企業と市民の負担が240億元(約4081億円)軽減されることが見込まれています。会議ではまた、都市部の若者たちの住宅難を緩和するための賃貸住宅の加速政策も決定しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News