【6月21日 AFP】スウェーデン議会は21日、ステファン・ロベーン(Stefan Lofven)首相に対する不信任決議案の採決を行い、賛成多数で可決した。首相は辞任するか、解散・総選挙を行うかの選択を迫られる。

 不信任決議案は、定数349のうち賛成181票で可決された。

 同決議案は、極右のスウェーデン民主党が17日に提出。保守の穏健党とキリスト教民主党が直ちに支持を表明して、必要票が確保されていた。

 今回の政治危機の発端は、家賃規制法の改革。これにより、新築物件の家賃を家主が任意で設定することが認められる可能性があり、法改定に向け準備段階に入っていた。

 ロベーン首相は1週間以内に、解散・総選挙を行うか辞任するかを決める必要がある。辞任を選択した場合、後任候補を選出するため、議会の議長主導で各党との協議を開始する。(c)AFP