【6月21日 AFP】サッカー北マケドニア代表のキャプテンを務めるFWゴラン・パンデフ(Goran Pandev)は、21日に行われる欧州選手権(UEFA Euro 2020)のオランダ戦を最後に代表チームから引退すると明かした。

 オランダ・アムステルダムで行われるグループCの最終戦を翌日に控えた20日、37歳のパンデフは報道陣に対し「これが代表チームでの最後の一戦になる。別れを告げるのにふさわしいタイミングだと思う」とコメントした。

「今のチームメートやこの世代の選手たちがW杯(World Cup)に出場することを願っている」

「彼らは優れたチームでプレーするクオリティーを備えた選手だから、北マケドニアの人々に多くの喜びを与えている。彼らはW杯の本大会出場にふさわしいと思う」

 クラブキャリアのほとんどをイタリアで過ごしたパンデフは、2001年6月にデビューを飾ってから20年にわたって代表チームでプレー。昨年11月に行われたジョージアとのプレーオフでは決勝ゴールをマークし、主要国際大会に一度も出場したことがなかった母国を初の欧州選手権に導いた。

 イタリア・セリエAのジェノア(Genoa CFC)に所属するパンデフは、北マケドニアがアウェーでドイツに2-1の金星を挙げた3月のW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選でも得点を挙げている。

 パンデフは北マケドニアが1-3でオーストリアに敗れた今大会初戦でもゴールを決め、大会史上2番目の年長得点記録者となったが、チームは続くウクライナ戦に1-2で敗れ、オランダ戦を前にグループステージ敗退が決まっていた。(c)AFP