【6月21日 AFP】米海軍は18日、新型空母「ジェラルド・R・フォード(USS Gerald R. Ford)」の耐衝撃性能試験を開始し、至近距離で大量の爆薬を爆発させた。

【特集】世界の空母

 耐衝撃性能試験「フル・シップ・ショック・トライアル(Full Ship Shock Trials)」を捉えた画像や動画では、海面から巨大な水柱が上がった。米メディアによると、爆薬約18トンが使用された。

 米地質調査所(USGS)は、フロリダ州沖の大西洋で起きたこの爆発で、マグニチュード(M)3.9の地震が観測されたとしている。

 海軍は、「新型艦に対し、本物の爆薬を使った耐衝撃性能試験を実施し、わが軍の艦が戦闘中に遭遇する可能性のある過酷な状況下で、任務で必要とされる厳しい要件を満たし続けることができるかを確認している」と述べた。

 ジェラルド・R・フォードは試験終了後、メンテナンスと修理を受ける。

 試験は、「環境への影響を軽減するための基準を満たしつつ、実験海域の海洋生物の回遊パターンに配慮しながら厳密なスケジュールで」行われるという。

 映像は米国防総省傘下の写真・動画メディア「DVIDS」が18日撮影・提供。(c)AFP