【6月21日 AFP】チリサッカー連盟(FFCh)は20日、コパ・アメリカ(2021 Copa America)に出場している同国代表選手が宿泊地であるブラジルのホテルに美容師を招き、新型コロナウイルスに関する大会のバブル規則に違反したと発表した。

 クイアバ(Cuiaba)でボリビアに1-0で勝利した前日の18日、チリのアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)とガリー・メデル(Gary Medel)は、ホテルの部屋と思われる場所で地元の美容師に髪をカットしてもらっている様子をSNSに投稿していた。

 連盟はSNSに投稿した発表文の中で、「検査では陰性だったものの、選手と接触すべきでなかった美容師を許可なく立ち入らせた、選手団の健康バブル違反を認める」と記した。

 また、今回の件に関わった選手には罰金が科され、チーム一行は19日に検査を行い全員が陰性だったという。

 今月初めに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかったビダルは病院で治療を受け、W杯カタール大会(2022 World Cup)に向けた南米予選を欠場しなければならなかった。

 スポーツ選手に課されている特別な健康プロトコルに違反した疑いがあるとして、ビダルはチリ保健省からも調査を受けている。(c)AFP