【6月24日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)にある蘭州大学大気科学学院の黄建平(Huang Jianping)教授率いる研究チームはこのほど、世界で人口が百万人を超える391都市の酸素量を追跡調査し、酸素の消費量と生産量の不均衡を定量的に推計した。

 研究では、世界の人口の55・7%が住むが、面積は世界の陸地の3・8%に過ぎないこれらの都市の年間酸素消費量が14・3Gt(143億トン)に達し、世界の陸地の酸素総消費量の39%を占めることが分かった。また、これらの都市では酸素の消費量が生産量を大きく上回り、人口500万人を超える大都市の75%で酸素の消費量が対生産量比100%を超えていた。

 研究成果はこのほど、米学術誌「エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー」に発表された。(c)Xinhua News/AFPBB News