【6月21日 AFP】空手は日本の伝統に根差した格闘技だ。試合では拳と足を使って得点を稼ぐ。

 空手の種目は2種類。

「形」では、畳の上で既定の動きを正確に行い、心と体を調和させる。披露するのは仮想の敵に対する攻撃と防御の技。優美さに力、速さ、技を組み合わせた魅力的な演武を行い、技術点と競技点を採点する。

「組手」は迫力のある1対1の対戦種目。畳の上で選手は相手の体と過度の接触を避けながら、目まぐるしい速さで攻撃を繰り出す。顔面、頭部、頸(けい)部、腹部、胸部、背部、脇腹を正確に狙う必要がある。

 得点は3種類ある。

「一本」は3点で、相手の頭部、顔面、頸部への蹴りが対象。足払いなどで倒した相手を正確に突いても一本になる。

「技あり」は2点で、腹部、胸部、背部、脇腹への蹴りが対象。

「有効」は1点で、指定箇所へ突きか打ちを決めると加算される。

 試合時間は3分間だ。(c)AFP