【6月20日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第3戦、第121回全米オープン選手権(2021 US Open Championship)は19日、カリフォルニア州ラホヤ(La Jolla)のトーリーパインズGC(Torrey Pines Golf Course、パー71)で3日目が行われ、最終ホールをイーグルで締めたルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)ら3人が首位タイにつけた。

 2010年の全英オープン(The 139th Open Championship)覇者ウーストハイゼンは、最終ホールで約16メートルのイーグルパットを沈めて「70」とし、マッケンジー・ヒューズ(Mackenzie Hughes、カナダ)、ラッセル・ヘンリー(Russell Henley、米国)と通算5アンダーの首位タイで並んだ。

 ヒューズは「68」として3ストローク伸ばし、ヘンリーは最終ホールでバンカーに入れながらもパーを拾い、イーブンパーの「71」でまとめた。

 メジャー4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)と前年王者ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)が、それぞれスコアを伸ばして2打差の4位タイに浮上し、優勝争いを盛り上げている。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性が判明し、前週は隔離して過ごした世界ランキング3位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)、スコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)、前年準優勝で、精神的な不調による2か月の休養を経て復帰したマシュー・ウルフ(Matthew Wolff、米国)の3人が3打差の6位タイにつけている。

 上がり2ホールで連続バーディーを決め、「68」とした世界1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が4打差の9位集団に食い込んだ。ヘンリーと共に2日目を首位タイで終えたリチャード・ブランド(Richard Bland、イングランド)は、「77」と崩れて6打差の21位タイに後退した。

 全米プロゴルフ選手権(2021 PGA Championship)覇者で、この大会で6回準優勝している51歳のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は「76」とつまずき、今大会での生涯グランドスラム達成は絶望的となった。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)も「74」と崩れて11打差の54位タイに後退した。星野陸也(Rikuya Hoshino)は「73」で8打差の31位タイとなっている。(c)AFP/Jim SLATER