【6月19日 AFP】中国南部・深セン(Shenzhen)市の深セン宝安国際空港(Shenzhen Baoan International Airport)で19日、空港内飲食店従業員の新型コロナウイルス変異株「デルタ株」への感染が判明したことを受け、400便近くのフライトがキャンセルとなり、入国規制が厳格化された。同市の保健当局が明らかにした。

 深セン市は香港と隣接し、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)やIT大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)といったアジア最大級のテクノロジー企業の拠点となっている。

 中国国内の18日の新規感染者は30人と発表されており、うち6人は深セン市のある広東(Guangdong)省で確認された。

 入国規制の強化は19日午後1時(日本時間同2時)から実施。航空情報サイト「VariFlight」によると、18日には同空港発着のフライト約400便がキャンセルとなり、翌19日午前もフライト数十便が取りやめとなった。(c)AFP