香港紙「蘋果日報」幹部2人が出廷 外国との共謀罪で当局が起訴
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【6月19日 AFP】外国勢力と共謀した罪で香港当局に起訴された民主派の現地紙「蘋果日報(アップル・デーリー、Apple Daily)」の幹部2人が19日、出廷した。同紙は中国当局に批判的な論調で知られ、2人は17日に香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕され、翌日に起訴されていた。
蘋果日報の羅偉光(ライアン・ロウ、Ryan Law)編集長と張剣虹(Cheung Kim-hung)最高経営責任者(CEO)は、外国もしくは外部勢力と共謀して一連の記事で中国の国家安全保障を脅かした罪に問われている。警察は、2人が同紙の記事で中国への制裁を他国に呼び掛けたとしている。
両氏と同じく逮捕されていた他の幹部3人は保釈されたものの、捜査は継続されている。
19日に裁判が行われる前には、蘋果日報の社員と元社員をはじめ、支持者ら数十人が傍聴席を確保するために列をつくった。(c)AFP/Yan Zhao and Su Xinqi