【6月20日 CGTN Japanese】17日、世界最高の海上橋、伶テイ洋大橋(「テイ」はにんべんに「丁」)の東塔が完成しました。伶テイ洋大橋の建設は中国南東沿海部に位置する広東省(Guangdong)の深セン市(Shenzhen)と中山市(Zhongshan)を結ぶ深中道路の主要な工事です。

 伶テイ洋大橋の全長は2826メートルです。つり橋の2基の塔は90階建てのビルに相当する高さ270メートルで、伶テイ洋大橋は完成後には世界で最も高い海上橋になります。また、中央支間は1666メートルに達します。施工現場は気候が複雑で変化が多く、災害をもたらす天気も多発するので、海上での作業の危険度が高いという特徴があります。

 深中道路は海上橋、海底トンネル、海上の人工島など4つの部分から構成され、全長は24キロで、2024年に開通する予定です。開通後は深セン市から中山市までの所要時間がわずか20分間になります。深中道路により、広東・香港・マカオグレーターベイエリアでの、もう一つの重要な交通大動脈が出現し、珠江デルタ地域の経済や交通の一体化が力強く推進されることになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News