【6月18日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は18日、暴力や迫害などのために故郷を追われた難民や避難民が、2020年末時点で過去最多の8240万人となり、10年前から倍増したとする年次報告書を発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)にもかかわらず、昨年も増加が続いた。

 UNHCRのフィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)高等弁務官は、「8240万人は、信頼できる統計を取り始めて以来最多だ」と述べた。「10年で(中略)世界の避難を余儀なくされた人の数は、倍増した」 (c)AFP