【6月18日 AFP】全米テニス協会(USTA)は17日、四大大会(グランドスラム)の今季最終戦、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)について、再び100パーセントの観客数で開催することを明らかにした。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で昨年は無観客での開催を余儀なくされた同大会は、今年は8月30日から9月12日まで米ニューヨークのフラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)で開催。来月15日には観戦チケットの販売が開始されることになった。

 大会の感染対策については、引き続き米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに従うことになる。

 USTAのマイク・ドーズ(Mike Dowse)最高経営責任者(CEO)によると、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)期間中には400万人がテニスの良さを発見したり、もしくはプレーを再開したりして、アウトドアやソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の中で体を動かし続けていたという。

 同CEOは「確かに、パンデミックによってもたらされた試練は、私たち全員に重くのしかかった。しかし、このスポーツはこれまでにないほど一つにまとまり、一つ一つの試練と真正面で取り組んできた」とし、「テニスは、この最も厳しい時期に急激に需要が増した。今年の全米オープンは、この競技とプレーする人々、そしてテニスを楽しんでいる人たちにとって、忘れられないイベントになることを約束する」と述べた。(c)AFP