【6月18日 AFP】男子テニス、シンチ選手権(2021 cinch Championships)は17日、シングルス2回戦が行われ、通算5度の大会制覇を誇る元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は3-6、3-6で大会第1シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に敗れ、復帰戦でのプレーを終えた。

 シングルス出場は3月以来となったマレーは、戦線離脱の原因となっていた股関節の問題を感じさせることなく、ベレッティーニの強烈なショットに対応していた。しかしながら、28日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)に備える中で、この日の結果は目の前に立ちはだかる仕事の大きさを物語っていた。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇る34歳のマレーは「あまり良いプレーではなかった」と試合を振り返ると、コートに復帰することだけが自身にとって成功のバロメーターではなかったと付け加え、「きょう3ゲームずつでベレッティーニに負けたことは不満だ。もっと良いプレーを望んでいるのは間違いない」とコメントした。

 マレーはまた、次週のバイキング国際イーストボーン(Viking International Eastbourne 2021)には出場せず、コートで練習する意向を明らかにし、「とにかく、トップ選手たちとコートでプレーする必要がある。来週から10日間くらいはそのつもりで、できるだけ彼らと一緒にコートに出てプレーする」と語った。

「だけど、それから少し股関節の状態をどうにかすべく、いろいろと考えていく必要がある。それが少しばかり厄介だ」 (c)AFP/Pirate IRWIN