【6月18日 AFP】男子テニス、世界ランキング5位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は17日、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に続き、東京五輪への参加を辞退すると表明した。

 理由はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)に出場した後、自身にとって唯一の四大大会(グランドスラム)制覇となっている全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)での連覇達成に集中するためとしている。

 27歳のティエムは自身のツイッター(Twitter)アカウントで「やあ、みんなに残念なお知らせがある。チームと相談し、状況を分析した結果、東京五輪への出場を辞退するという、とても難しい決断を下した」と明かした。

 さらには「他のアスリート全員と同様に、五輪に出場して母国を代表することは自分にとって大きな名誉だ。そのことが、今回の決断をより厳しいものにしている」としつつ、「しかしながら、2021年は期待通りのスタートではなかったし、東京で最高のプレーをする準備ができているとは感じられない」と説明した。

「目標は今後の数週間で練習に励み、ウィンブルドンで全力を尽くすことだ。そして練習を続け、全米オープンで連覇を成し遂げたい」

 今年の全仏オープン(French Open 2021)では1回戦敗退に終わったティエムは、「自分は若いので、五輪では2024年のパリ大会でオーストリア代表としてプレーできることを望んでいる」とつづった。(c)AFP