■「腕まくりして頑張ろう」

「寝そべり」は、習近平(Xi Jinping)国家主席が「腕まくりして頑張ろう」というスローガンで駆り立てるダイナミックな社会とは相いれない。

 敗北主義や屈しやすさは、世代間でも価値観の衝突を生んでいる。中国の高齢者世代は、極限の貧困や飢餓、暴力などを体験し、社会のはしごをよじ登ってきた。

「寝そべり」主義について、精華大学の李鋒亮(Li Fengliang)教授は「極めて無責任な態度で、親ばかりか何百万という納税者を失望させる」と述べた。現在でも、人々が競争することによって社会に流動性をもたらすことができると同教授は主張する。

 広く拡散している動画の中で、名物ニュースキャスターの白岩松(Bai Yansong)氏はこう問い掛けている。「(若者たちは)とにかく家賃が安くて、とりあえず仕事があって、何もストレスがなければそれでいいのか」

 国営新華社(Xinhua)通信は「寝そべり」文化を痛烈に批判し、12時間働くある科学者の1日を追った動画を公開。「寝そべることを拒否する86歳の科学者」とハッシュタグを付けた。今、そのハッシュタグは削除されている。(c)AFP/Beiyi SEOW