【6月19日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)バインゴリン・モンゴル自治州のロプノール(尉犁)県とチャルチャン(且末)県を結ぶ尉且砂漠公路は、タクラマカン砂漠を縦断する3本目の道路で、現在は舗装工事が急ピッチで進められている。開通は来年5月を予定している。

 タクラマカン砂漠は世界で2番目に広い流動砂漠で、尉且砂漠公路は同砂漠を南北に縦断する。2017年10月に着工し、総延長330キロ余りのうち、304キロが砂漠を通過する。

 同砂漠は現在、1年で最も暑い時期を迎えつつあり、建設現場では作業員の安全確保のため、暑さ対策用の薬品や物資が支給された。

 同道路の設計速度は時速60~80キロ。開通後はチャルチャン県から同自治州コルラ(庫爾勒)市までの道路距離が280キロ短縮され、所用時間も12時間から6時間に半減する。(c)Xinhua News/AFPBB News