【6月17日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は16日、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のカワイ・レナード(Kawhi Leonard)が新たにけがでプレーオフを離脱したことを受け、リーグを猛烈に批判した。

 レナードは14日に行われたユタ・ジャズ(Utah Jazz)とのカンファレンス準決勝第4戦で右膝を負傷し、16日の第5戦を欠場。クリッパーズはレナードの復帰に「明確な見通し」は立っていないとしているが、米メディアは同選手が残りのシリーズを欠場する可能性もあると報じている。

 レナードだけでなく、自身やチームメートのアンソニー・デイビス(Anthony Davis)ら多くの選手がプレーオフで負傷している中で、ジェームズは自分の言った通りになったとツイッター(Twitter)でリーグに怒りの矛先を向けると、けが人の続出は史上最も短かったオフシーズンと過密日程によるものだと批判した。

「彼らはシーズン開幕に関して自分の意見を聞こうとしなかった。何が起きるかは完全に分かっていた。究極的には競技の製品であり、利益である選手の健康を守りたかった! 一連のけがは『競技の一部』なんかじゃない」

 20-21シーズンは、フロリダ州オーランド(Orlando)の隔離環境「バブル」でレイカーズがファイナル制覇を果たしたわずか72日後に開幕した。

 ジェームズはけが人が相次いでいるのは、昨年12月の新シーズン開幕前の「休養不足」が原因だとし、これまでに8〜9人のオールスター選手がプレーオフの試合を欠場したと指摘。「リーグとファンにとって1年の中で最高の時期なのに、これだけ多くのお気に入りの選手がいないなんて。狂気の沙汰だ」と主張した。(c)AFP