【6月17日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)のワイルドカード(主催者推薦)が16日に発表され、優勝経験者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)やヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)らが選ばれた。

 マレーは2016年のウィンブルドンで2度目の男子シングルス優勝を果たしたが、長期にわたるけがにより現在の世界ランキングは124位で、自動的に本戦に出場できる状況になかった。

 34歳のマレーは今週、シンチ選手権(2021 cinch Championships)に出場しており、15日にはブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を下してシングルスでは3月以来となる勝利を挙げていた。

 一方、ウィンブルドンで5度の女子シングルス優勝を誇る41歳のヴィーナスも、現在のランキングは103位となっている。

 先日の全仏オープン(French Open 2021)ではロシアのエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)に敗れ、初戦で敗退していた。

 昨年のウィンブルドンは新型コロナウイルスの影響で中止となっており、今年は2年ぶりの開催となる。賞金総額は前回2019年の3690万ポンド(約57億円)から微減の3500万ポンド(約54億円)、男女シングルスの優勝賞金は170万ポンド(約2億6300万円)となった。早期のラウンドや予選の賞金額は増えた。(c)AFP