アルナウトビッチに1試合の出場停止処分、相手選手を侮辱
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【6月17日 AFP】サッカーオーストリア代表のマルコ・アルナウトビッチ(Marko Arnautovic)は16日、欧州選手権(UEFA Euro 2020)のチーム初戦で相手選手を侮辱したとして、1試合の出場停止処分を受けた。同国代表主将のダビド・アラバ(David Alaba)やフランコ・フォーダ(Franco Foda)監督は同選手を擁護している。
13日にオーストリアが3-1で北マケドニアを下した試合での出来事について調査を行っていた欧州サッカー連盟(UEFA)によると、アルナウトビッチは「他の選手を侮辱」したとして罰せられ、17日に敵地アムステルダムで行われるオランダ戦を欠場することになった。
この試合でチーム3点目を決めたアルナウトビッチは、怒りの表情を見せながらゴールを喜び、チームメートのアラバに制止された。報道によれば、アルナウトビッチが侮辱したのはイングランド・プレミアリーグのリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に所属するエズジャン・アリオスキ(Ezgjan Alioski)で、同選手がアルバニア系であることに触れていたという。
アラバはこの日行われた会見で「彼と一緒に喜びたかっただけで、北マケドニアの選手と言葉を交わしていたことは気付いていなかった」と明かした。
「彼は相手選手からの悪口を我慢しなければならず、感情的になってあのような反応をしてしまった」
一方でフォーダ監督は、北マケドニア戦ではベンチスタートとなっていたアルナウトビッチが、オランダ戦では先発する可能性があったと認めた。
「先発も考えていたが、今は考え直さなければならない」と話した指揮官は、「彼は北マケドニアの一部の選手から挑発され、感情的になって過剰反応してしまったが、自分の過ちを認めて試合後はすぐに謝罪していた」と続けた。 (c)AFP