【6月17日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)は16日、グループBの試合が行われ、ロシアはフィンランドに1-0で勝利。ロシアのDFマリオ・フェルナンデス(Mario Fernandes)は背中を強打して病院に搬送されたが、脊髄に損傷はなかった。

 30歳のフェルナンデスは、前半に相手ペナルティーエリア内でハイボールを競り合うと背中から転倒。首にすべての衝撃が集中する倒れ方だったため、首を固定して担架でピッチから運び出された。

 CSKAモスクワ(CSKA Moscow)に所属するブラジル出身のフェルナンデスに代わり、ヴヤチェスラフ・カラバエフ(Vyacheslav Karavayev)がピッチに立った。

 ロシアはチームのツイッター(Twitter)アカウントに、試合が行われた同国第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の病院にフェルナンデスが運ばれたと投稿。「検査の結果、マリオは脊髄を損傷していなかった」と明かし、チームメートとともにモスクワ行きの飛行機に乗るとした。

 ロシアは前半ロスタイムにアレクセイ・ミランチュク(Aleksey Miranchuk)がこの試合唯一のゴールを決め、チームを今大会初勝利に導いた。

 ロシアは21日、敵地コペンハーゲンでデンマークと対戦する。(c)AFP