【6月17日 AFP】(更新)ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は16日、スイス・ジュネーブでロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との会談を終えた後の記者会見で、会談の雰囲気は「良く、前向き」だったと表明した。

 バイデン氏は一方で、プーチン氏に対し、「米国の民主主義的主権を侵す行為や、民主的選挙を不安定化させる行為は容認せず、対抗措置を取ると明確に伝えた」と言明。ロシアとの新たな「冷戦(Cold War)」は望んでいないものの、重要インフラに対するサイバー攻撃は「許されない」行為であることも伝えたと述べた。

 バイデン氏はさらに、プーチン氏が1月に起きた米議会襲撃事件のような状況を避ける必要性に言及し、ロシアでの反体制派締め付けを正当化するかのような発言をしたことについて、「ばかげた比較だ」と反発。「文字通りの犯罪者らが非常線を破り、議事堂に入って警察官を殺し、その責任を追及されることと、人々が議事堂に行進し、自分たちは自由に話すことを許されていないと異議を唱えることは違う」と主張した。(c)AFP