【6月17日 Xinhua News】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)が全株を保有するデジタルエネルギー会社、華為数字能源技術(ファーウェイ・デジタル・パワー)がこのほど設立登記された。登録資本金は、同社25の完全子会社のうち、最も多い30億元(1元=約17円)だった。

 新会社の前身であるファーウェイのネットワークエネルギー部門の売上高は2019年、前年比40%増の300億元に達した。新会社の周桃園(Zhou Taoyuan)デジタルエネルギー製品ライン総裁によると、ファーウェイで2020年、最も成長した事業の一つはデジタルエネルギー事業だった。ファーウェイは、グローバルなデジタルトランスフォーメーション(DX)とエネルギー革命をもたらす炭素中立(カーボンニュートラル)がこれからの世界を駆動する力となり、DXがカーボンニュートラルの急成長をけん引するとみている。

 同社では、エネルギー事業が通信事業とほぼ同じ時期に始まっており、創業当初から電源系パワーエレクトロニクス製品の開発に乗り出している。これまでに170以上の国・地域で製品の運用を実現、世界人口の3分の1にサービスを提供している。同社の太陽光発電(PV)インバーター出荷数は14年に世界3位となり、15年からは首位を維持している。(c)Xinhua News/AFPBB News