【6月15日 AFP】英国は15日、オーストラリアと自由貿易協定(FTA)で合意に至ったと発表した。近日中に最終的な「大筋合意」が発表されるという。

 英政府は欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)後、各国との貿易協定の締結を急いでおり、先に日本やEUとも類似の協定を結んでいる。

 ドミニク・ラーブ(Dominic Raab)外相は今回の合意について、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)への英国の加入に向けた「重要な足掛かり」だと、ツイッター(Twitter)に投稿した。

 英政府によると、英豪FTAでは英国産品の関税が撤廃される。EU離脱後に「ゼロから協議が行われた初の主要な貿易協定」と位置付けている。

 昨年の英豪貿易は139億ポンド(約2兆1500億円)規模で、新協定の下でさらに成長が見込まれるとしている。(c)AFP/Ben PERRY