【6月15日 AFP】中国中部湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)で13日、大学の卒業式が開かれ、昨年出席できなかった卒業生を含む9000人近くが参加した。

 紺色のガウンと角帽を身に着けた学生たちは、マスクを着けず密集して着席した。赤色の横断幕には「2020年度の卒業生お帰りなさい。素晴らしい未来をお祈りします」と書かれていた。

 武漢では2019年末、新型コロナウイルスが世界で初めて確認され、2020年1月には市民1100万人を対象に極めて厳格なロックダウン(都市封鎖)が実施された。

 このロックダウンは76日後の4月に解除されたが、学校の閉鎖はその後も続いた。

 昨年武漢で開催された卒業式は、一部の学生のみが出席する限定的なものだった。

 13日の式には、厳格な感染防止策により昨年の式に参加できなかった2200人以上の卒業生も参加した。(c)AFP