【6月15日 AFP】競泳女子400メートル自由形の世界記録保持者である米国のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)は14日、東京五輪の代表選考会で同種目の出場権を獲得し、オーストラリアのアリアン・ティットマス(Ariarne Titmus)との一騎打ちに向けて前進した。

 2016年に開催されたリオデジャネイロ五輪で、レデッキーは向かうところ敵なしの状況で、400メートル自由形の世界新記録3分56秒46を樹立した。

 しかし、2019年の第18回世界水泳選手権(18th FINA World Championships)では、ティットマスがレデッキーを抑えて同種目を制覇。また、今週の豪代表選考会では世界最高記録を脅かす3分56秒90のタイムをたたき出し、五輪に向けてのろしを上げた。

 レデッキーはこの日のレースで、200メートルの時点では世界記録のペースに近かったものの、最後は4分01秒27で余裕を持って優勝した。

 自由形では200メートル、400メートル、800メートル、そして1500メートルでも東京五輪を目指している24歳のレデッキーは、大会が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で1年延期された後、ようやく東京への道が開かれてとにかく喜んでいる。

 レース後には「代表選考会の決勝に踏み出せるのは本当に現実とは思えない」と話すと、「1年前にはここに来ることすら考えられなかったから、出場が決まってうれしい」とコメントした。(c)AFP/Rebecca BRYAN