【6月15日 AFP】コパ・アメリカ(2021 Copa America)は14日、グループAの試合が行われ、アルゼンチンはリオネル・メッシ(Lionel Messi)の直接FKで先制するもチリと1-1で引き分け、ドローでの発進となった。

 前半を優位に進めていたアルゼンチンは、メッシが魔法の左足を振り抜いて先制に成功する。しかし、後半に入るとチリにPKを与えてしまい、アルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)のキックをGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)が防いだものの、最後はエドゥアルド・バルガス(Eduardo Vargas)に押し込まれた。

 試合の主導権を握っていたのはアルゼンチンだが、メッシは「僕らは冷静じゃなかったし、ボールをしっかりとコントロールできなかった」と嘆いた。

 一方、アルゼンチンを率いるリオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督は違った捉え方をしているようで、「勝利に値したが、最終的にはドローに終わった。いずれにせよ、非常にタフなトーナメントが始まったにすぎない」と語った。

 ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にあるエスタジオ・オリンピコ・ニウトン・サントス(Estadio Olimpico Nilton Santos)で行われたこの一戦の前には、昨年11月に60歳で亡くなったアルゼンチンの伝説的選手ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏を追悼するためのライトアップや演出が行われた。

 同組の他の試合では、パラグアイがアンヘル・ロメロ(Angel Romero)の2得点などで10人のボリビアに3-1で勝利。先制されながらも逆転で白星を挙げたパラグアイは、組首位に立っている。(c)AFP/Rodrigo ALMONACID