【6月15日 AFP】男子テニス、ノベンティ・オープン(NOVENTI OPEN 2021)は14日、シングルス1回戦が行われ、大会第5シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-4)、7-5のストレートで予選勝者のイリヤ・イヴァシュカ(Ilya Ivashka、ベラルーシ)を下し、2回戦に駒を進めた。

 8月に40歳の誕生日を迎えるフェデラーは、今季初めて臨むグラス(芝)コートで世界ランク90位を相手に問題なく勝利を挙げた。

 第1セットのタイブレークでは6-1とリードした後、4本目のセットポイントで同セットを先取。第2セットではブレークに成功してゲームカウント6-5とリードすると、4本目のマッチポイントをものにし、1時間36分の試合に決着をつけた。

 現在世界8位で、通算11回目の大会制覇を目指しているフェデラーは、「改善の余地はあるが、今季最初の芝に満足している。手応えはある」とコメント。次戦はフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)とホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)の勝者と対戦する。

 通算20度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るフェデラーは、2020年に膝に2度メスを入れた体を休めるために、前週の全仏オープン(French Open 2021)では4回戦で棄権した。

 28日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)では自身9度目のタイトル獲得がかかっており、そこに向けた調整の場として現在独ハレ(Halle)でプレーしている。(c)AFP