【6月15日 AFP】デンマーク・コペンハーゲンで12日に行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に突然倒れた同国代表のMFクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)について、代理人は同選手が「気丈に振る舞っている」一方で、心停止に陥った原因の究明を切望していることを明らかにした。

【写真】倒れたエリクセンを囲むデンマークの選手

 エリクセンの代理人は、14日付の伊スポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)のインタビューで、「けさ(13日)われわれは言葉を交わした。彼はジョークを飛ばしながら、気丈に振る舞っている。元気そうだ」と話した。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)でプレーする29歳のエリクセンについて、13日にはデンマーク代表のチームドクターが、心停止を起こしていたと公表。代理人は「本人も含めて全員が、何が起きたのか知りたがっている。医師が詳しい検査を行っているところで、少し時間がかかるだろう」と述べている。

 代理人はまた、エリクセンが世界中から寄せられている愛情あふれるメッセージによって勇気づけられていて、「インテルのチームメートだけでなく、ファンからの激励には特に感動している」と明かすと、「今はとにかく休む必要がある。彼の妻と両親が付き添っている」と語った。

 エリクセンは、少なくとも15日までは病院で経過観察下に置かれるという。(c)AFP