現代によみがえる三星堆の青銅神樹
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【6月15日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)の三星堆(Sanxingdui)遺跡は「20世紀最大の考古学的発見の一つ」とされる。1927年の発見後、1934年に最初の発掘調査が実施され、現在は2019年に始まった新たな調査が続いている。これまでに6基の祭祀(さいし)坑が見つかり、重要遺物千点余りが出土した。中でも、高さ4メートル近い1号青銅神樹をはじめとする国宝級の青銅器群は、独特な造形と文化的要素の豊かさから世界的に注目されている。
1号青銅神樹は1986年に三星堆遺跡の2号祭祀坑から見つかった。出土時には百個以上の破片に分かれていたが、青銅器専門の文化財修復師の楊暁鄔(Yang Xiaowu)さんと弟子の郭漢中(Guo Hanzhong)さんが7年近くかけて修復し、現代によみがえらせた。郭さんのチームは現在、2号祭祀坑から出土した3号青銅神樹の修復を進めている。(c)Xinhua News/AFPBB News