【6月14日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(78)と夫人のジル(Jill Biden)氏は13日、英ロンドン西郊のウィンザー城(Windsor Castle)を訪れ、エリザベス女王(Queen Elizabeth II、95)との茶会に臨んだ。

 就任後初となる外遊中のバイデン氏は、先進7か国(G7)首脳会議(サミット)が開催されていた英南西部コーンウォール(Cornwall)から大統領専用ヘリコプター「マリーンワン(Marine One)」でウィンザー城に到着。ピンク色の花柄のドレスに同色の帽子を合わせた女王の出迎えを受けた。

 1952年に即位した女王は、リンドン・B・ジョンソン(Lyndon B. Johnson)氏を除くすべての歴代米大統領と公式に面会しており、バイデン氏は13人目。

 また、新型コロナウイルス流行を受け、女王と外国首脳との直接の面会は1年以上行われていなかった。

 ダークスーツ姿のバイデン氏は、ウィンザー城の中庭で、赤の制服と黒のベアスキン帽をまとった近衛兵を閲兵した。

 茶会後、ウィンザーからまっすぐヒースロー空港(Heathrow Airport)に移動したバイデン氏は、大統領専用機「エアフォースワン(Air Force One)」に乗る直前の取材で、エリザベス女王は「とても慈しみ深い」とコメント。米ホワイトハウス(White House)に招待したことを明かし、女王とさまざまな話をする中で「私の母親を思い出した」と語った。(c)AFP