【6月14日 AFP】長期にわたりうつ状態に苦しんでいたことを明かし、全仏オープンテニス(French Open 2021)の女子シングルスを棄権した大坂なおみ(Naomi Osaka)について、同大会の責任者は13日、主催者側は「敬意と配慮」を持って対応したとの見解を示した。

 世界ランキング2位の大坂は今大会開幕前、義務付けられている記者会見の出席を拒否すると表明したことで罰金1万5000ドル(約165万円)を科され、四大大会(グランドスラム)の出場禁止もありうると警告されると、結局1回戦を終えた後に大会を棄権した。

 これを受け、大会側は高圧的な対応だとして批判を集めたが、全仏を主催するフランステニス連盟(FFT)のアメリー・ウデア・カステラ(Amelie Oudea-Castera)氏は、「われわれは本当に彼女のことをケアしたと考えているし、耳を傾ける努力をした。処分に関する段階的なアプローチは、現実に即したやり方だった」と述べた。

「われわれはすべてのグランドスラムとしっかりと足並みをそろえ、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)独自の立場ではないようにした。彼女が大会を棄権した後も気を配っている」

「非常に繊細で難しい状況だったが、われわれは敬意と配慮を持って対応したと信じている」

 試合後の記者会見では「落ち込んでいる人間を踏みにじる」ような質問があると主張していた大坂は、しばらく競技から離れる意向を示しており、2週間後に控えるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)と東京五輪への出場も不透明になっている。(c)AFP